少年野球コラム

ポルテと少年野球チームはどちらがいい?

2016年4月14日に放送されたテレビ東京のカンブリア宮殿では、子ども向けスポーツ教室日本一というリーフラス株式会社が紹介されていました。

リーフラスでは、野球やサッカー、バスケットボール、空手など、全国で2,500の教室を展開しているとのこと。

野球は「ポルテ」という名前で活動しています。

ポルテは全国各地の地域ごとにたくさんあるので、子どもに野球をやらせたいという時に、ポルテと少年野球チームはどちらがいいか? という局面が出てくることもしばしば。

今、うちの兄弟が所属している少年野球チームにポルテ経験のある子もいますし、妻の友人の子どもは今もポルテで頑張っていますので、ポルテについていろいろ聞いたこともあります。

今回の記事では、ポルテと少年野球チームのどちらを選んだ方がいいのかについて解説します。

[adsense]

特徴

ポルテと少年野球チームの特徴を分かりやすく言うと、以下のようになります。

  • ポルテ営利企業が主催している野球教室のようなもの
  • 少年野球チーム:地域の大人や保護者(お父さん、お母さん)など有志によるボランティアで成り立っている少年野球チーム

ポルテは「チーム」というより、いわば「野球教室」のような「習い事」のイメージが強いですね。

目的の違い

また、野球をする目的もちょっと違います。

  • ポルテ:純粋にスポーツを楽しみ、スポーツを通して人間としての成長を優先
  • 少年野球チーム:スポーツを通して人間の成長を考えながらも、どちらかというと競争や勝負を優先

本来は少年野球チームもポルテのような目的の上に、競争や勝負の要素が加わることを理想としているものだと思いますが、実態としてはどうしても競争や勝負を優先しがちな傾向にあるチームがほとんどでしょう。

ポルテの運営元であるリーフラスが掲げているテーマとは?

ポルテを運営するリーフラスは「勝ち負け主義」から「誰でも楽しめる」スポーツへの転換というテーマを掲げており、ポルテにも以下のような特徴が反映されています。

  • ミスをしてもコーチに怒られない
  • 試合には全員が順番に出場
  • 勝ち負 けや技術の向上よりも、純粋にスポーツを楽しむことを重んじる
  • 会員の子どもたち全員の性格と技量を把握し、その子に合わせた個別指導を行う
  • 上手い子も下手な子も全員が楽しむ ことができる

リーフラスの伊藤清隆社長は中学時代、野球部に所属していたものの、顧問や先輩から体罰を受けた苦い過去があったため、誰もが楽しめるスポーツ教室を作ることを決意したとのこと。

そのため、「勝負」や「競争」、「厳しさ」よりも「楽しさ」を重視された教室運営をテーマにしているのですね。

ポルテに入る動機のひとつ「当番が無い」

実はポルテに入る動機として、ポルテには「当番が無い」という点があります。

少年野球チームでは「当番」や「お手伝い」が結構ありますので、お父さん、お母さんが忙しいなどの理由で対応できないと、入れたくても入れることができないというケースをちょこちょこ見かけますね。

少年野球チームでも当番やお手伝いがほとんどないチームもありますが、半数以上が当番やお手伝いがあると思います。

このようなことから、子どもが野球をやりたい、親が野球をやらせたい、けれども、親の当番対応やお手伝いができない場合は少年野球チームは選択肢から消え、ポルテだけが残り、そのままポルテに入る、というケースもあります。

月謝の比較

ポルテの月謝と少年野球チームの月額の団費を比較してみましょう。

  • ポルテ:月謝が6,000円くらい
  • 少年野球チームの団費2,000~3,000円/月

金額だけを比較すると、ポルテは少年野球チームの約2倍の費用が必要です。

また、ポルテの活動日は基本的に週に1回のみ

少年野球チームですと土日は試合、平日も2日以上練習するチームが多いので、月16回で3,000円の少年野球チームと、月4回で6,000円のポルテということを考えると、単純な比較はできないのですが、ポルテの方が少年野球チームより、割高感はあります

ポルテと少年野球チームのどちらを選択するかのポイント

これまで、ポルテと少年野球チームの特徴や目的の違い、月謝の比較をご紹介しましたが、結局、子どもに野球をさせるなら、どちらがいいのか、選択するポイントについて解説します。

自動的にポルテしか選択肢が無いケース

通うことができる少年野球チームに当番やお手伝いがあり、共働きなどの理由で当番やお手伝いが難しい場合はポルテを選ぶことになります。

また、通うことができる少年野球チームの監督やコーチが、体罰が激しいなどの悪い評判がある場合も、ポルテにするしかありません。

ポルテの方がいいケース

小学生のうちはとにかく、確実に野球を楽しんでもらいたい、週一回の活動なので、勉強や他の習い事との時間のバランスを保ちたい、という場合はポルテが適しています。

ただ、注意点としては、練習時間や試合数が少年野球チームよりも少ないので、少年野球チームよりも野球経験は少なくなります

また、野球を楽しむことができますが、中学校以降にも野球を続けたい場合に、中学校の部活の野球部や硬式チームで、ポルテのような優しい指導はほぼ皆無と思われるため、中学校以降の野球で挫折しやすくなる可能性がありますので要注意です。

中学生くらいになれば、どんな環境でも適応できる子も多いとは思いますけどね。

少年野球チームの方がいいケース

当番やお手伝いの問題がクリアされており、とにかく野球経験を積ませたい場合は少年野球チームを選びましょう。

また、少年野球チームによっては、監督やコーチなどの指導者による体罰や言葉の暴力で潰されるリスクがあるものの、ある程度の厳しさ(指導の厳しさ、チーム内でのポジション争いの厳しさ、敵チームとの戦いの厳しさ)は、子どもの成長にとってプラスになる、という風に考えることができる場合も少年野球チームが適しています。

うちの場合は、少年野球チームを退団して移籍したという経験もあり、いろいろと辛いこともありましたが、辛くて大変な分、努力や工夫をして成長することができ、成し遂げた際の喜びや達成感はとても大きかったです。

このような厳しい困難自体がポルテでは無いと思うので、大きな成長の醍醐味はポルテでは味わえないだろうなと思います。

まとめ

とにかく楽しさを重視する場合、当番やお手伝いの問題でポルテにせざるを得ない場合、時間のバランスを保ちたい場合はポルテ。

当番やお手伝いの問題が無く、野球経験を積ませたい場合、ポルテより困難があったとしても、より大きな成長を志向する場合は少年野球チームを選ぶといいでしょう。

あと、中学以降の野球を考えると、ある程度の厳しさは避けられないと思いますし、レギュラー争いもきっとありますので、中学以降も野球をやらせたいと考えるなら、ポルテよりも少年野球チームの方がいいかもしれません

POSTED COMMENT

  1. 日本一への道のり より:

    るーじゅ様

    ポルテ

    初耳です。

    なんか妙な組織ですね。
    ポルテ=野球、、、、やっぱり違和感感じます。
    るーじゅさんもスポーツリーダーの資格取得したとき、このような話も講師の方からお話を聞いたかと思います。確かに納得することも多かったですよね。

    いま私のやっているソフトボールチームもポルテにかなり近いですよ~
    月謝1,000円(税込(笑))滅茶苦茶安いでしょ!
    お茶当番なし。

    指導者の中には自分が神の様に偉そうにえばっている人もよく見かけました。
    お茶当番なんか学童でもいらないと思いますよ。
    子供たちで何とかやるんですよ。困った時だけ助ければいいんです。
    現に今本当にお茶当番の必要性を全く感じておりません。
    逆になぜいるのか聞いてみたいものです。
    ひとチームに50人も100人もいたら誰かのお手伝いがないと運営はできないかもしれませんが、
    たかだか20人前後のチームばかりでしょ?
    喉が渇くんなら多めに水筒持たせばいいんです。後どんなサービスがご入り用ですか?
    と聞かないといけなくなっちゃいます。
    そんな事お金払ってますから、監督、コーチにお願いすればいいんです。
    そのくらいの面倒は見てくれないと(怒)

    そんな甘やかしたような事していたら、そりゃ指導者も子供らも当たり前のようにやってくれて当たり前と思いますわ。
    そりゃお金払ってもポルテのような所に行くような選択肢が出てくるわけです。

    リーフラスですか、、、、競技性を無くしてしうとどうしても目標が薄れますよね。ポルテはポルテで大会があるんですかね?
    負けても全然平気~~~みたいな雰囲気になるんでしょうか?
    絶対、負けたら悔しいですよね?

    水泳、陸上競技だとタイムや距離等との戦いですから目で見れば一目瞭然。
    指導者として目標値も与えやすいです。

    野球やサッカー等に代表される得点競技は、全く違う要素が含まれますし、チーム単位の人数が多いですら運営が難しくなります。

    ほんとポルテを運営されている会社は営利的にうまくいけばいいですから、その先のことは各人が選ぶことと割り切っているんでしょうね。

    それともう一つ大事だと思うこと。それは生涯に渡って師と仰げる人に合うチャンスも学生時代ですから多くても10年そこそこ。
    人間形成にも大きく影響してきます。
    親子関係や学校、友達との遊びの中だけでは人間形成は決して万全とは言えません。

    出来るだけ多くの方々と接しそこで学ぶことも多い。
    その中で苦しい、楽しい色々体験しないと得られないモノの方が多いと思います。

    色んな事を踏まえ、私はポルテより野球をして欲しいですね(笑)

    • るーじゅ より:

      日本一への道のり様
      いつもコメントありがとうございます!
      月謝1,000円でお茶当番なしは魅力的なチームですね^^
      確かにお茶当番は少年野球では無くてもなんとかなりますよね。
      私も小学生の時に、少年野球をやっていましたがお茶当番は無かったです。
      私が所属していたチームの練習は平日は朝練だったので、監督とコーチしかおらず、お茶も水筒も無かったような。学校のグラウンドにあった蛇口から水を飲んでいた記憶があります。

      記事には書いていなかったのですが、ポルテには上級コース的な別クラスもあり、そのクラスでは、それこそ、マクドナルド・トーナメントの予選にエントリーしています。
      うちの地域ではポルテで2チームが参加されます。
      ポルテのそのクラスはなかなか強く、予選の1回戦とかは突破しているのを見かけます。
      ただ、やはりポルテの通常のクラスは、おっしゃる通り、チームでの勝ち負けというよりは、自分自身との戦いという側面が強いようです。
      妻の友人のお子さんはポルテに通ってますが、ゆるく野球をやらせたいという親の意向にマッチしているようで、まあ人それぞれの考え方ですかね。

  2. 鈴木 より:

    (※管理人注:システムの問題か、改行が全く無かったため、私の方で改行を入れさせていただきました)

    自分の子供は2人います。

    上の子は少年野球、中学生のクラブ、普通高校の野球部、そして今は大学で野球をやっています。

    少年野球のチームは地区では名門で某プロチームの監督をしている方がいたチーム出す。なので下の子も初めはこのチームに入れるつもりでした。でも、4歳の時たまたまポルテのポスターをみて冷やかし程度で体験に行きました。

    このとき、上の子は、中学で、すでに肘が壊れていて投げるのに多少の困難な状態でしたのでポルテの指導員に相談したことを覚えています。

    その時のアドバイスがインナーの強化の助言とそのメニューを指導してもらいました。

    それから下の子はポルテのスクールにいっては、指導員と相談して個別メニューを指導してもらいまれた。

    それをやるかやらないかは子供の自主性とあとは、親の子供に対する気持ちでいくらでも結果は変わっていきます。

    下の子は、3年生のとき少年野球のチームに入って両方を掛け持ちでやってきました。5年生のときですか、6年生のチームに入って、8割近くの打率だったので、子供になぜそんなに打てるのか聞いたことがあります。

    子供は、相手の投手がボールを投げる瞬間に、どこに来るか見えると言い出したことがあります。

    個別メニューをやり続けた結果、辿り着いたものだと考えます。

    何が言いたいかと言うと要は、高い技術を子供に身につけさせたいのならポルテだと思います。

    言葉は悪いですがポルテの使い方だと考えます。指導員はいくらでも個別の指導メニューは考えてくれます。後は、自分を信じる気持ちのある子、そのように育た親の問題だと考えます。

    とかく、どこに行けば、お金を払えば、うまくなるとか気持ちが強くなるとか言いますが、そんなことで本当に・・・ 野球はチームプレーですが、突き詰めていけば最後は個人です。

    個人の気持ちが強く育てられるのは、やはり親だと考えます。親が一生懸命子供と向き合って一緒に育って行ってこそ、子供の気持ちは強くなれると思います。野球によって、でなくあくまで野球はきっかけであって、親の問題ではないでしょうか。

    ポルテが緩いと感じている方は、ポルテの使い方を考えたら、また、違った発見もあると思います。

    ちなみに、下の子は156Km投げるという目標の為、日々個人メニューをやっていますが、この夏(中学2年)までに途中の過程の結果を出せなければ終わりです。ポルテでも置かれている立場を自分から望めば、そこに置かれます。

    上の子の時は、日々、勝野球の毎日でした。実際、県でも強いチームで結果勝ち方は学んだかもしれませんが、突き詰めた技術を教えてやれなかったのが残念です。長く野球をやりたければ、ポルテとは言いませんが、しっかりとした技術を持った指導員に早く出会う事が大切です。

    最後に営利的にうまく・・・・とコメントがありましたが、ポルテの指導員によっては利益に関係なく、指導した環境から離れた子供に対しても相談を受け、対応をしている指導員もいます。

    ポルテの子供たちの環境は、見た目は緩いです。でも、それは、多くの通わせている・・・の考え方があります。中には、目立たないように・・・・もいます。

    • るーじゅ より:

      鈴木様
      長文のコメント、ありがとうございます!

      ご返信内容を書いていたら、まとまりがつかなくなってしまったので、一度この場でご返信させていただきます。

      鈴木さんのお子さんはポルテで素晴らしい指導者と出会われたんですね。

      ポルテの指導員さんの中には利益度外視で指導やサポートをされている方もいらっしゃるとのことで、そのような方のもとで指導を受けている方は大変恵まれていると感じました。

      また、いただいたコメントの中で「高い技術を子供に身につけさせたいのならポルテ」という部分が考えさせられました。

      この点について、今後、記事にできればなあと思っています。

      近々アップする予定ですので、お時間のある際にご覧いただけましたら幸いです。

      どうぞよろしくお願いいたします。

    • るーじゅ より:

      (追記)鈴木さんからいただいたコメントより、記事を書きました。
      野球の高い技術を身につけさせるためにはポルテと一般的な少年野球チームのどちらがいいか?

  3. ローズ より:

    うちもポルテとハーツでバスケットボールやらせてます。
    私自身は小学生の時にバスケの少年団に入ってましたので、3歳からハーツでやっていた娘を少年団にいれましたが、週5で当番や車出し、夜練、週末は1日中練習試合や試合でお弁当と軽食の用意、2歳と4歳の弟連れて…は大変でハーツに戻りました。
    私も少年団入ってましたが、中学で指導者に恵まれなかったのもありバスケ自体を楽しめず、伸びずに、中学のバスケは嫌な思い出しかありません。
    センスがある子供は中学から部活に入っても伸びるということを実感しましたので、小学生から少年団入ったからと言って、伸びる!って訳ではないと思います。
    今子供達はハーツにポルテにどちらも楽しんでプレーしています。
    どちらも週2でやっています。
    近くにスクールがあれば週3~4も可能です。
    安くできるので。
    毎日素振りをし、バスケの練習も平日や週末に個人的にもやっています。
    要は本人がそのスポーツを好きになって、自分でいかに努力するか、が大事だと思っています。
    私は中学で努力もせずに辞めたい辞めたいと思いながら嫌々部活をやっていたので。
    少年団では、怒鳴られ萎縮しずっとやっているのに伸びない子もいましたよ。
    確かに練習時間は多いですが、そこまで強くもなかったですし、練習量が多い割にどうなんだろう、と思っていました。
    長文で申し訳ないですが、こんな意見もあるよ、と言うことで(´・ᵕ・`)

    • るーじゅ より:

      ローズ様

      コメントいただき、ありがとうございます!

      少年団、大変ですよね。。うちはまだ現役なのでよく分かります。。

      「要は本人がそのスポーツを好きになって、自分でいかに努力するか、が大事だと思っています。」

      おっしゃる通り、全くその通りだと思います。

      私も今現在、いろいろ悩みがある中で、ローズさんのコメントが考えを深めるきっかけになりました。

      ありがとうございます。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です